長男の誕生日と、AIとの共存に関するアップデート
今日で長男10歳。私は当時33歳で、仕事もそんな軌道に乗ってなくてでも長女に仲間を作ることに精一杯だった。長男が生まれたら、あー私の役目ひとつおわったわーと思ったのを思い出す。
長男は私に顔がそっくりで、でも陽キャ陰キャでいうキャラは全然違うから一見似てないように見えると思う。
この前、長男がサッカー始めた話を人にしていて、「正直何が楽しいのかわかんない」「友達となんかやるのが楽しいだけだと思う」「チームメイトの助けになるのが嬉しいみたい」と話したら「みどさんじゃん」といわれた。へー私そう見えてるんだね、と、確かにほんとだね、が混ざり合った。子どものときの自分はチームメイトとしてサポートするより監督っぽい位置で裏からコントロールしてた意識が強かったから、思いつかんかったわ。
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今日はAIの話を書いておきたくてうずうずしていたので書いておく。
過去に、
AIが優秀になるほど、マネージメントの現場に暗い影が差す話
https://comemo.nikkei.com/n/n33053ac209e3
こういうのを書いたことがある。2年前だって。
そこから進化し続け、画像生成を先月リリースまでして今。
AI使いまくるデフォルトになって最近感じることは、
・AIとのやりとりで、いきなり聞きたいことにダイレクトにアプローチして聞きたいことをやりとりしているせいで、リアルの会話で核心に触れるまでが焦ったく感じることがある。また、触れるために会話力が必要なことを思い出さされる。
・AIにやってもらえればすぐに出せることをやらない人に、「どうして」と思ってしまう
・戻されてきたものにAIみを感じると、考察が深くされているか気になってしまう
みたいなことが起きている。
2年前は割と、頓珍漢な回答をしてくることもあったのでファクトチェックや専門性など判断できる人しか使えない、どうすんのよと思っていたが、5-6割はしっかりしてきたし、特に画像生成がリリースされてから、不用意にChatGPTが多様されているように思うが、ちゃんと4oはメモリー使用制限がされたり、システムも整ってきたのを感じる。
そして、画像を絡むような提案を勝手に向こうからしてくるのに、期待せず頼んだら、今夜中に〜とかいいながら展開しでこず催促したら、空のファイルリンク先送りつけてきたり、メールしますっていってまったく送ってこなかったり、まだその辺の連携は不十分なよう。←イマココ
それでも、画像生成依頼したら、おそらくほとんどの人間がそこまで意識していないようなところまで配慮して生成していることとかは、本当にすごいと思う。例えば、ディズニー風、とだけ指定したら、対象物に椰子の木が写っていたらリロアンドスティッチ調に勝手にしてくる(ディズニの中のハワイの話)し、ジブリ風と指定すれば、長女は父に似ていて次男は母に似ている調にするなどおそらくどこかからリソースを引っ張ってきている気がする。
「ジブリ風」はイーロンマスクがXに使ったことで話題になってしまい、冒涜だ!と議論になり、宮崎駿の、ドワンゴ川上量生の持って行ったAIが生成したCGに対して「極めてなにか生命に対する侮辱を感じます」といったコメントが蒸し返されていたが、今回の「ジブリ風」画像生成に対しては本人は特に何も思ってないんじゃないかなと思ったりするけど、どうなんですかね。誰か質問してブチギレられてほしい。
画像生成を1点するとサーバーの冷却水がどれだけかかる…みたいな話をクリアできるようになれば、本当にAIは上位の生き物になりそうだよな、本当に。2年で解決出来るかな。
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そんなことを思いながら、10歳長男の誕生日は1日大雨の中サッカーに配車帯同してきた。みんなが、長男にゴールさせてくれようと、「てら!てら!」と叫んでいて、同じ釜の飯を食う的なやつに勝ることってないよなと思ったり。みんなが協力してくれる、というのは、長男がサッカーを始めて9ヶ月(あと3ヶ月で1年!)で積み上げてきたものだから。
そのあたりは、AIのやりとりとは真逆で、でもAIとのやり取りの方が直感的ではあるものの、やはり「時間」の概念の理解がまだまだ足りないなぁと思ったところでした。
さあ4月も後半だ。今週も頑張ろー!